【暑い夏を乗り切ろう!】犬の暑さ対策グッズ紹介:予防法もご紹介!

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暑い夏がやってきました。

猛暑によって人間も体調を崩すこの季節、愛犬だって体調を崩してしまうかも。
自分なりに対策はしているが、もっと愛犬が快適に過ごせるグッズや方法はないかと悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、愛犬の暑さ対策・熱中症予防方法について解説していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

犬の暑さ対策って何をしたらいいの?

夏は外気温も地面の温度も高く、お散歩の時間が必然的に減ってしまいますよね。
冷房の効いたおうちで過ごすというワンコも多いはず。
しかし、屋内にいても愛犬のパンティング 1が止まらず心配をしたという飼い主さんもいるのではないでしょうか?

そんな飼い主さんにオススメの対策を以下でご紹介します。

暑さ対策グッズ

暑さ対策グッズといってもたくさんありすぎて、何を選べばいいか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、愛犬のためにできる暑さ対策を「屋内編」「屋外編」「食事編」の3パターンに分けて解説していきます。

屋内編

★エアコン

犬の暑さ対策に欠かせないのは、エアコンです。
夏の屋内は窓を開けて風通しをよくするといった対策では熱中症を防ぐことはできません。
留守番をさせる際にもエアコンをつけておかないと熱中症になってしまうので気を付けましょう。
また、室内の設定温度は25度前後が良いとされています。

★クールマット

クールマット系の商品は体温を吸収して、熱を放出してくれます。

商品によっては9℃くらい温度を下げてくれるものもあり、非常に効果的です。

ただし、マット型は滑りやすいため必ず床の上に置き、高い場所や危険な場所には設置しないようにしましょう。

★サーキュレーター

エアコンをかけていても場所によって温度差が生じるので、サーキュレーターを有効活用して冷気を室内でかき混ぜるようにした方が涼しくなります。

屋外編

★クールベスト

水の気化熱により首回りや背中を効果的に冷やすことができます。
ワンちゃんに着せる前に、水に浸ししっかり絞ってあげましょう。

クールベストが乾いてきたら湿らすことで効果が長持ちします。
外出時には水を入れた霧吹きを持参すると安心ですね。

★クールバンダナ

首には太い血管(頚静脈や頸動脈)が通っているため、首を冷やしてあげることでクールダウンにつながります。
バンダナについているポケットに保冷剤を入れることで繰り返し使用可能で、バンダナを洗濯することで常に清潔な状態を保つことができます。
保冷材はお手持ちのもので十分なので、経済的です。

★アイスリング

28度以下で自然凍結するので、冷凍庫で10分、冷水で15分間冷やすと凍結します。
冷たすぎることがなく快適な温度で、60~120分は効果が持続します。

★ドリンクボトル

外出するときに欠かせないのが水分補給です。
ドリンクボールがセットになっているタイプのものが便利です。
使い勝手の良いものを準備してあげましょう。

★靴

どうしても暑い時間帯に外出しなければならないときに心配なのは肉球の火傷です。
太陽の日差しにさらされたアスファルトは60度を超えることがあるといわれています。
嫌がらなければ靴を履かせて肉球を守りましょう。

食事編

フードは定期的に交換しましょう。

すぐに食べてしまう犬であれば問題ないですが、だらだら食いの犬は置きっぱなしにすると、フードの劣化の原因になるため要注意です!
ドライフードは半日以内、ウェットフードは30分以内にはかえるようにしましょう。

水もこまめにかえるようにしましょう。
夏場は最低でも1日に2回は水を交換!

暑さ対策が必要な理由とは?

犬は汗をかいて体を冷やすことが苦手なうえに、私たちよりも体感温度が高いといわれています。
体温調節が苦手な犬にとって暑さを感じているということは、熱中症のリスクも高くなるので、しっかり対策をしてあげましょう。

犬は暑さに弱い

犬は、体の構造が寒さに強いようになっています。

犬の基礎体温は38℃後半から39℃前後といわれており、人間よりも少し高いことが普通です。

さらに、全身が毛に覆われていて、熱を逃しにくいようになっています。

一方で、放熱する機能は弱く、汗腺も発達していないので、汗をかくことも苦手です。

風が吹く、周りの気温が自分の体温より低い、などの条件があれば熱を逃せますが、それがなければ、呼吸で熱を逃していくしかありません。

犬は興奮したり、熱かったりすると熱を逃すためハアハアとパンティングをします。
しかし、パンティングによる熱放散には限界があり、長時間暑い環境にいると、熱中症になってしまうかもしれません。

以下で、特に熱中症に気をつけてあげたい犬種や特徴、犬が快適に過ごせる環境について解説します。

特に気をつけてあげたい犬種

犬が暑さに弱いということはわかったけれど、どの犬も同じ対策で大丈夫だろうか?
と気になった方もいるのではないでしょうか。

実は、特に暑さ対策に気をつけてあげたい犬種がいるので以下でご紹介します。

短頭種

犬は基本的に、パンティング2によって体の熱を逃します。
しかし、短頭種は鼻が短いため熱を逃す能力がほかの犬種に比べて低く、暑さに弱くなってしまうのです。

【主な短頭種】
フレンチ・ブルドック
パグ
シー・ズー
チワワ など

長毛種や被毛が密な犬種

長毛種や毛が密になっている犬種は、皮膚と毛の間に熱が溜まりやすく、逃げにくいことから体温が上がりやすくなります。
また、エアコンなどの冷気や風を毛がブロックしてしまい、皮膚に届きにくくなります。
いくら部屋を涼しくしていても、長毛で毛が密な犬種にとっては暑く熱中症になる可能性があるのです。
サマーカットにしたり、水を与えたりするだけでなく、氷を与えて内側から冷やすなどの工夫も必要でしょう。

特徴

肥満犬

太っている犬も要注意です!脂肪は断熱効果があり、上昇した体温が下がりにくくなってしまいます。犬は汗がかけないため口呼吸で熱を逃しますが、太ってくると喉の周りにも脂肪がつきます。

脂肪が気道を圧迫し狭くなることにより、パンティング3で熱を逃がしにくくなります。

健康のためにもダイエットをして適正体重を維持してあげましょう。

大型犬

ゴールデン・レトリーバー、バーニーズ・マウンテン・ドッグ、秋田犬などの大型犬は、体毛が長く、毛量も多いため、体内に熱がこもりやすいです。

大型犬は運動量も多く、体温が上昇してしまうことも熱中症を起こしやすい原因のひとつだと考えられます。

短足犬や小型犬

体が地面と近くなると、地面から反射される熱の影響を受けやすくなってしまいます。

大型犬や短頭種以外にも、足の長さや体の大きさから、犬と地面との近さに注意しましょう。

【主な短足犬】
ミニチュア・ダックスフント
ウェルシュ・コーギー など

【主な小型犬】
チワワ
トイ・プードル
パピヨン など

犬が快適に過ごせる温度

犬が過ごす環境は、『温度:20~25℃、湿度:60%以下』に保つようにしましょう。

これくらいであれば、犬は問題なく過ごしてくれます。

湿度が高いとパンティングによる熱の放出がうまくいかないため、湿度管理も重要です。

住んでいる地域や環境にもよりますが、日本の夏は室内でも簡単に27℃を超えてしまいます。犬が過ごす場所の温度や湿度は、しっかりチェックしておきましょう。お部屋に温度計や湿度計を設置しておくとわかりやすいです。

熱中症のサインや予防・対策

熱中症とは「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」と定義されています。
もっと簡単に説明すると「暑さにより重要な臓器が損傷を受ける病気」です。
犬も人と同じように、暑い環境で長時間過ごしたり、過度な運動をしたりすることで熱中症になってしまいます。
犬は人と違い汗をかけないため、体温調節が人よりも苦手です。
そのため、熱中症を起こす危険性が高いのです。

熱中症のサイン・応急処置

体温調節が苦手なことから、人にとっては適温でも犬にとっては暑く感じる可能性があります。

たとえば暑くなってくる時期、窓を開けて風通しをよくすれば人は快適に感じるかもしれません。
しかし、犬にとっては暑く感じ、体調を崩してしまう場合があります。
熱中症になるリスクもあるため、注意してください。

ここでは、熱中症のサイン・応急処置について解説します。

熱中症のサイン

熱中症の重症度はⅠ-Ⅲに分類されます。

それぞれ次のような症状があらわれます。

重症度Ⅰ

症状は目眩や立ちくらみ、筋肉痛などです。

重症度Ⅰの段階で気がつければ回復の見込みは極めて高いです。

重症度Ⅱ

頭痛や嘔吐、倦怠感が主な症状です。

医療機関での治療が必要となります。

重症度Ⅲ

意識障害や肝障害、腎障害などがあらわれます。

即座に入院治療を行わなければいけない状態で、命に関わる状態です。

応急処置

犬が熱中症かもしれないと思ったらまずは涼しい部屋に移動させましょう。

エアコンは20℃程度まで下げ、意識があり水が飲めるようであれば水分を与えて下さい。

  • 呼びかけに十分反応しない
  • 水を与えても飲めない
  • 体温が40℃以上ある

このような場合は、非常に危険な状態です。

至急、動物病院を受診しましょう。

その際には、

  • 濡れたタオルを犬にかけてエアコンの風をあてたりうちわなどであおいだりする
  • 首や脇、内股にアイスパックや氷を入れた袋を当てる

などして、体温を下げながら病院へ向かってください。

予防・対策

夏は冷房を24時間つけっぱなしがマスト

暑くなってくる季節、必ずエアコンをつけて部屋を涼しくしてください。

エアコンをつけていても設定温度が高いと、十分に身体が冷やせず熱中症になってしまいます。

どのくらいまで下げればいいかという明確な温度はありませんが、少なくとも犬が口を開けて呼吸するなどの暑がる仕草がみられない程度に下げておく必要があるでしょう。

カーテンで日光を遮る

可能であれば、カーテンで窓からの日光を遮っておくとさらに安心です。

夏場の日差しは強烈ですので、エアコンの設定温度を十分に下げていても室内の温度が上がることがあります。

せっかくエアコンをつけていても日差しのせいで室温が上がってしまっては、熱中症の予防効果が低下します。

車のエアコンは設定温度を低めに。事前に車内を冷やす

犬と一緒に出かける際、車を使うことがあります。車は部屋よりも狭く、窓ガラスに太陽の光や熱が集中して車内に入ってくるため、車内は短時間で温度が上昇します。たとえ5分や10分ほどでもエアコンを止めると、犬が熱中症になる可能性があります。
エアコンの温度も低く設定し、風量も上げておきましょう。また、短時間であっても絶対にエンジンを止めた車内に愛犬を置かないでください。

まとめ

繰り返しになりますが、暑さに弱い犬にとって夏は過酷な季節です。人間が大丈夫だと感じる温度でも、犬がへばってしまうということもよくあります。

今回の記事でご紹介した方法を実施して、ぜひ日本の夏を快適に過ごさせてあげてください。

  1. 熱を逃すためにハアハアすること
  2. 熱を逃すためにハアハアすること
  3. 熱を逃すためにハアハアすること

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